自力で生活することができず、生活保護を受けて暮らしている人は増加の傾向にあります。
生活保護賃貸利用者
合計人数 | 約216万人 |
保護比率(人口百人当) | 約1.70% |
生活保護賃貸の利用者は、病気などにより会社に勤務することができなくなり、日常生活が不安定になって金銭面も厳しい状況になっています。
生活保護を受けている人も住まいがないと再就職に困り、雨や風をしのぐ事ができないので賃貸物件を借りる必要があります。
しかし、大家の方々は生活保護を受けている人に対して厳しい目を向けていることが少なくなく、家賃の滞納や精神的な病気によって問題を起こさないかなどを懸念します。
生活保護を受けていて賃貸契約をするにはどのようにしたらいいのか、借りるときに押さえておくと良いコツをお伝えします。
条件・審査のときには保証人がいると安心
生活保護を受けている人は、生活費とは別に家賃も受け取ることができます。地域によって支給される額は異なります。
また、賃貸物件を借りる場合は保証人が信頼できる人材を確保しておくと審査が通りやすく、保証人が確保できない場合は、家賃保障会社に手数料を払って第三者として連帯保証人になってもらい交渉することも1つの方法として考えても良いでしょう。
不動産会社に行くタイミングを考える
不動産会社によっては、審査などに時間がかかるため生活保護者であると避けられる場合もあります。12月~3月など、不動産業界が忙しい繁忙期に頼むのはできるだけ避けましょう。
また、わざわざ店舗まで行って話しを聞くよりも電話で生活保護を受けていることを先に話しておくと紹介の可否が分かるので時間の無駄にもならなくスムーズに物件を探すことができます。
大家さん対策はとにかく支払う見込みがあることを伝える
大家さんの中には、滞納などを気にして生活保護を受けている人の入居を断る方も居ますが、入居させてくれる方ももちろんいます。
入居時に必要な保証人に収入がある人、これから就職先がすぐに見つかりそうな人は収入が安定してきて家賃をしっかりと払ってくれる見込みがあるので許可してくれる可能性が高くなります。
物件探しで困ったときの便利サイト
通常の賃貸サイトではなかなか物件が見つからないという人におすすめのサイトを紹介します。
公益社団法人全国賃貸住宅経営者協会連合会(ちんたい協会)
安心ちんたい検索サイト
こちらのサイトは公益社団法人 全国賃貸住宅経営者協会連合会という、生活保護者には助かる賃貸検索サイトです。
賃料も低額のところが多く記載されていて仲介手数料も相場より安いです。検索方法も簡単で全国の物件を見ることができるので、便利に使っていただけます。
最後に
生活保護賃貸をお探しの方は審査などで時間が掛かるので時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
大家さんは今後の収入源だけでなく人柄も見ることが多いので、印象良い振る舞いをすると入居の可能性も上がります。不動産会社で、生活保護向けのWEBページを載せているところもあるのでチェックしてみてください。
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